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オープンイヤーヘッドホン比較メモ

最近自分で使ってみた「オープンイヤー」ヘッドセット・イヤホンのメモ。

耳の穴を塞がず、外音が直接耳に聞こえるタイプのイヤホン。 フルリモートの仕事中に「気軽に」通話に参加するために、休憩時以外はヘッドホンを常時着用している。日常生活のためにワイヤレス&オープンイヤーにしている。

  • オープンイヤー
  • 完全ワイヤレス
  • ある程度の連続通話時間(ケース等で急速充電できれば良し)
  • 音質は問わない(会話などが問題なく聞こえれば良し)
  • 利用は室内のみ

なお、私は通話用の「マイク」はアーム固定式のコンデンサマイクを使っているため、各ヘッドセットのマイク性能は一切試していない。

以下、並びは購入順。

個人的な感想メモであり、私が入手した機体の個体差による可能性があります。

Shokz Aeropex AFT-EP-000011

2020年9月 購入(After Shokz 時代)

良い点

  • イヤホンが行方不明にならない(他の2つは両耳分離&ケース収納なので)
  • マグネット式の充電ケーブルの取り回しがよい
  • 連続再生時間が比較的長い(8時間)
  • Bluetooth 接続が安定している
  • 専用アプリなどが無いので逆にラク
  • 装着が安定している(後頭部から耳に掛けるタイプ)

困る点

  • こめかみでの骨伝導で、気圧頭痛のときつらく長時間装着していられない(常に何かしら音を出しているせいもある)
  • すぐに省エネモードに入ってしまう
  • こめかみ部分に汗をかく
  • 音声アナウンス中には再生音が途切れる(急いで通話に参加したときとかに困る。アナウンスがゆったりしてるから気になるのかも)
  • ボタンを押したときの「ピッ」という音量がやたら大きくてクラクラする
  • 充電ケーブルの端子が独自規格(マグネットだからしょうがないが)

困ってないけど

  • 割りと音漏れはある(静かな室内だと音がしてるのが分かるかも?というレベル)

気圧頭痛うんぬんを除けば一番安定して利用できる。 他のイヤホンの調子が悪かったり、充電が切れたりしたときはこいつに戻ってくる。

そういう意味では、結局これが「一番買ってよかった」もの。

2022/04/05 追記

超重要なことを書き忘れていた。これがあったから別のオープンイヤーヘッドセット探したんだよ!

すぐに省エネモードに入ってしまう

これがすこぶる曲者。無音で付けっぱなしにしていても、十数分?くらいでスリープモードのような状態になる。そうすると「ポン♪」みたいな通知音がほぼ聞こえない。通知音が鳴る → Shokz のスリープモードが解除される(無音だが繋がったというのが分かるプツッという感覚がある)→ 音が鳴る(もう通知音は終わってるから何も鳴らない)となる。みんな大好き Slack の スッコココ も最後の ココ だけ聞こえる感じ。

充電を保たせるための機構なんだろうけど、それにしても厳しい。

なんで書くの忘れてたかというと、最近 Gather に入りっぱなしで常に環境音(カフェのざわめきみたいなやつ)を音として流しているから。音が出ている間はスリープモードにならないのでこの現象が起きなくなっていた。

そんなわけで、利用状況によっては非常に不便なことになるのでご注意ください。

ambie sound earcuffs AM-TW01

2022年2月 購入

良い点

  • イヤーカフ型で耳に違和感を感じない
  • 非常に軽いので一日中使用していても疲れない
  • 充電端子が USB-C(ケース充電)

困る点

  • ケースの作りが甘いのか(蓋を開くときに引っかかる感じがあったりする)正常に充電されていないことが多い
  • 連続再生6時間のはずだが↑のせいでそんなに保たない
  • いざ使おうとしたときに充電が切れていることがしょっちゅう
  • 利用中、不定期に音が途切れる(おそらく片耳だけ充電不足になっている?)
  • ケースの蓋の蝶番?がよく引っかかる
  • イヤホンは机上で失くしそうになる

困ってないけど

  • 音漏れはある(耳穴のすぐそばに装着する小さなスピーカーという形式なので)
  • 専用アプリがある(あんまり使わない)

イヤーカフは脱着が不便だというコメントもあるが、そもそも私は 朝装着(4時間くらい)→昼休憩で外して充電(1時間)→午後装着(4時間くらい) という感じで本当に一日中装着しているので、脱着が少ない。そのため3つ使ってみたうちでは、やはりイヤーカフ型が一番良いと感じている。

しかし、最初はよく使えていたのだけど1ヶ月弱の使用でほぼ100%充電が上手くいかなくなってしまった。充電の LED ランプ(イヤホン側とケース側にそれぞれ光る部分がある)を確認して収納しても、次に使うときには全然充電されていなかったりする。

初代 AirPods もかなり早い段階で片耳だけ充電が不足するようになってしまったので、私の使い方が悪いのかもしれないし、初期不良の個体だっただけかもしれないのだけど、2個目を買うとしたら新しい型番が出たらかなぁ。

ambie 社には悪いけど、大手がこの装着タイプでイヤホン出してくれないかな~とか思ってしまう(;^ω^)

SONY LinkBuds

2022年3月 購入

良い点

  • 物も音も大手品質で安心できる
  • ケースがしっかりしている(へんな遊びがない、LED がわかりやすい)
  • ケースの蓋やイヤホンの収納がマグネットに頼っていない(マグネットも入っているのだけど カチッと嵌めるようになってる)
  • Bluetooth 接続が安定している
  • しっかりした作りで質感も良い
  • 音声アナウンスがシンプル
  • 充電端子が USB-C(ケース充電)

困る点

  • 装着タイプが苦手(不安定に感じる、たまに落とす、耳が痛くなる)
  • 専用アプリで操作しないと使えない機能などがある(機能自体は便利。My Sony ID と連携するなどがあるので煩雑なところがある)
  • イヤホンは机上で失くしそうになる

困ってないけど

  • 連続再生5.5時間はそこそこ。ケース充電と接続が安定しているので苦にはならない

あくまでも自分の「音の好み」の問題で、「音楽を聞くために」ソニーの音響製品は基本的に買わないのだけど、完全ワイヤレス&オープンイヤーでいい感じの価格帯の商品があとこれしかなかったので買ってみた。オープンイヤーの場合、そもそもあまり音質にはこだわっていないので好みは影響なかった。

とにかく1つ確実な製品が欲しいと思ったら、やはり有名どころの製品を買うのが良いんだなと実感した。

ただ、もともとイヤホンを選ぶときもそうなのだけど、耳のひだに嵌めるような装着タイプが苦手で、今回のような(自分のなかでの)比較が目的じゃなかったらやっぱり選ばなかったと思う。

所感

音と装着タイプは個人の好みが大きい。レビューを見てもそこは人それぞれ千差万別なので、試着以外は参考にならないと思った方がいい。オープンイヤー関係なくイヤホン・ヘッドホンあるあるだけど。

あとは、自分の利用スタイルをよく検討すること。オープンイヤータイプで本気で音楽を聞こうとは(私は)思わないし、知人のように「外で散歩しながら Audible や Podcast を聞く」目的ではまた合わない可能性がある(たぶんそういう利用なら "外音取り込み" 対応の完全ワイヤレス&密閉イヤホンのほうがいいと思う)。

自分の理想では「イヤーカフ型」で「充電・Bluetooth接続が安定している」、「連続再生5時間以上」「ケース充電で8時間以上保つ」というのが揃うと嬉しい。

あとは「音声アナウンスのシンプルさ」もわりと重要だと感じる。

Bluetooth への最初の接続などは悠長なアナウンスがあっても問題ないのだけど、普段からよく流れる「電源が入った」「接続された」「再生・停止」「切断された」というアナウンスはぶっちゃけ SE(短いサウンド)だけでいい。悠長に「電源が入りました」「{PC名}に接続されました」「音楽を再生します」とアナウンスが入ると「うるせぇ!いますぐに通話してぇんだよ!」というイライラが貯まる。

接続先の PC 名がアナウンスされるのは、複数端末使ってるひとには便利なのかもしれないけど…逆にマルチコネクトできない製品を探したくなるレベルでイライラしている(短気)。

とりあえず現時点での記録は以上。

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