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Life is Beta-ful.

空白の一週間

土曜日に自分史上最悪のパニック発作を起こしてから、一週間 仕事のお休みをいただいた。

週のはじめには「もう仕事に戻れないのでは」くらいの不安感があったが、現時点で自分で意識できる不安感はほぼ0になった。

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逆に大丈夫か、おい。躁鬱の躁状態なんじゃないのかと思うくらい、元気だという意識が持てている。ここ数年なかった気がするが。

というわけで振り返りと記録の日記。不安感を0(まったくない)~10(最悪の発作時)とする。

日曜日; 家から出られず(不安感9)

朝は、普段から掛けている目覚ましの音で起きた。前日寝るときにはまだあった手足のしびれは消えていた。起きてすぐに動悸と不安感。食欲もない。というか空腹で腹部の気持ち悪さに拍車が掛かっている感じ。

なにか食べなくてはと、常備していたウィダーinゼリーを流し込み、水分を取るために麦茶を飲んだ。毎週楽しみにしていたニチアサも(予約タイマーで勝手にテレビが点くのだが)全く頭に入ってこなかった。

発作時ほどではないものの、動悸が収まらず、落ち着いて座っていることもできない。外に出ることを考えると不安感が強くなる。呼吸のしづらさも感じ、ときどき血の気が引くような、肩が冷えるような感覚が襲ってくる。微熱も少々。

救急外来の支払いを今週中に行かなくてはいけないが、行けるのか?という心配。諸事情で行きづらくなっているメンタルクリニックに連絡を取らなくてはいけない不安。週明けに電車に乗って仕事に行けるのか、という不安。

じっとしていると動悸が気になってさらに不安感が増す気がして、家の中をウロウロと歩き回った。そうでないときは寝ていた。頓服のソラナックスを一回服用。

病院で「たくさんの水分を取って、トイレによく行って体内の不要物を外に出すのが大事」と言われたので、少しずつ何回も麦茶を飲んだ。

LINE で母上に仔細を連絡。寝て起きて、忘れないうちにと先のブログ記事(2本)を書いた。常用しているゾロフトを普段の 25mg → 50mg にして服用し、再び就寝。これ以降、ゾロフトは 50mg で服用を続けている(ほかにホルモン治療のタモキシフェンも併用している)。

月曜日; 変化ならず(不安感9~8)

前日の状況から、いきなり仕事に行けるとも思っていなかったのでそこまでショックではなかったが、ミーティングの日に仕事を休むのは、それなりにプレッシャーを感じる。休みの連絡が電話でなくて構わないのはとても助かった。しかし Slack や Twitter で話題を追うのもつらいくらいだった。

休みを貰っても、生活のリズムを崩すと余計に復調が難しくなると思い、身支度などはいつもどおり…のつもりでゆっくりやった。

午前中の動悸や不安感はあまり変わらず。午後はすごい落雷だった。それで不安感が酷くなることはなかったが、そうなるんじゃないかという不安はあった。

静かになるのが怖くて、一日中、あまり負担にならなそうなテレビ番組を流していた。

休み前に注文していたものの配達があったので、受け取るために玄関に出ることができた。夕方に母上と電話して、母上も心配で食欲をなくしたりしていて申し訳なかったが、少し気が楽になった。

とはいえ夜になっても動悸は続いており、微熱も引き続き。クリニックに電話する気力も湧かず。早めに就寝。

火曜日; 徒歩1分(不安感8~7)

起床後の不快感は正常時より強め。しかし徐々に、ほんとうに徐々にだが、良くなってきている、気がする。

月曜と同じように会社に休みの報告をしてから、普段と同様に(のつもりで)身支度。早くクリニックに連絡せねばと考えて緊張する。

午前中に、食べ物を買いに徒歩1分ほどのスーパーに出かけた。慎重に呼吸を繰り返す。マンションのエレベーターに乗ることに不安を感じて、ボタンを押したものの乗れず、非常階段でゆっくり降りる。しかし途中で疲れて、諦めて半分くらいをエレベーターで降りた。結果、なんでもなかった。

スーパーで商品を選ぶ間や、レジを待つ間、レジ打ちを待つ間も、発作が起きることがないのを確認して、少し安心した。帰宅のときはエレベーターにも普通に乗ることができた。

テレビ番組でやっていた軽い体操などをやってみたり、積んであった電子書籍を読んだりして過ごした。昼に地震で揺れた。不安が強くなるというよりは「(地震とか)そんな場合じゃないんだ勘弁してくれ」という気持ちだった。

発作の引き金になる "ほてり" を抑えたくて、過去に処方されたけど効果をいまいち感じられなくて中断していた漢方(加味逍遙散)を再開した。

なんとか決心してメンタルクリニックに電話するも、お盆休み中でつながらなかった。

母上が翌日に東京に来てくれることになり、再び電話。

お盆明けまでクリニックにも行けなさそうなので、少しでも自分でなんとかできないかと、Kindle でこころに優しい感じの本や、パニック障害改善の書籍を探して、何冊か購入した。

少し読み始めて、この日も早めの就寝。

水曜日; タクシーと健康保険(不安感6)

朝の身支度中に母上が到着。はっや。朝はまだ少しの動悸や緊張があった。

前日から読んでた本『つぼトントン』を事あるごとに実施。17日の記事にも書いたが、それなりに手順があるので気が紛れる気がする。

母も落ち着かないのか家の中の掃除が始まる(;´Д`)ヤメンカ... 会話したりテレビを見たりしながら午前中を過ごした。

午後は救急外来の支払いに病院へ。ギリギリまでそわそわ、つぼトントントントン。

アプリでタクシー呼ぶと、すぐ乗れるし、行き先とかの説明が楽でいい。行きはよく喋る運転手さんだったが、母上に任せて、私は適当に相槌打ちながらつぼトントンしていた。それでも思ったより落ち着いていた。

帰りもタクシーで戻り、買い物がてら最寄り駅内の薬局やらショップやらをぶらぶらして帰宅。

晩ごはんは実家の方でとれたミョウガをタマゴでとじたスープをいただいた。鍋を使った料理久々では。

実家時間で超早めの就寝。が、ひとみしりの猫様が(母上がいたことがご不満だったのか)夜間に鳴きに鳴きまくり、あんまり眠れず。人が見てない間に食事もトイレもしっかりしてたし、肝が座ってるのか、気が小さいのか。

木曜日; 運動運動(不安感5~4、電車は6)

若干寝不足で、いつもどおり起床。だんだんと不安感が無くなってきたことを実感。ひきつづき何か思うたびにつぼトントン。

母上と一緒に、午前中は本を読んだりテレビを見たりゆっくり。昼から近所で自然多めの公園に、1時間ほど散歩へ。水分を取りながら、休みながら。

行けそうなら地下鉄に乗ることもチャレンジしようかと思っていたが、駅どこだろうねーなんて言ってる間に若干動悸と不安で、断念。公園内は涼しかったが、やはり車道近くはムワッとした暑さがつらい。

動いたおかげか少し食欲も出てきたので、これまた近所のちょっと大きめのスーパーで買い物して帰った。

帰宅して食事したら、すっかり眠くなってしまってウトウト。そのうち母上の帰る時間になったが、疲れすぎたか、食べ過ぎたかで少し気分が悪く、玄関でお見送り。うーん、親不孝者め。

歩き回ったおかげか気分もスッキリ。湯船に使って疲れを取って、ぐっすり眠ることができた。

金曜日; 電車に挑戦(不安感5~3)

起き抜けの体調は一日の中で一番悪い(気がする)のだが、それでもこの日になるとだいぶ良くなっていると感じることができた。

つぼトントンしてから、動悸が起きても、そこから不安感が強まって血の気が引くようなことが無くなったように思う。けど、なんとなくそわそわした気持ちにはなるので、引き続きトントンして気をそらす。

日中は相変わらず本を読んだり、寝たり、テレビを見たりしていた。高校野球で、地元の高校はベスト8入りならず。そんな状況を意識を持って見られるようになった。読み終わった『つぼトントン』の感想をまとめた。

前日に3時間ほど問題なく外出できたので、これなら行けるだろう、仕事に戻るには乗り越えなくてはならんだろう、ということで、電車に乗って出かけてみることにした。

電車に乗ること自体を目標にするのは良くないので(苦手なものに意識を向けすぎる)、近場である "日本橋" の写真を取りに行くと目標を定めて出かけた。

結果的には、なんら問題なく、いっそこれまでで一番身体が軽いのではないかと思うくらいの絶好調で、行って帰ってこられた。

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 ((ヽ|・∀・|ノ
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    調子
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夜は金曜ロードショーで『となりのトトロ』をやっていたので見た。気持ちが落ち着いたことが嬉しくて、なかなか眠れず。ちょうど寝る前にテレビでサレジオ高専のことを取り上げていたので、それを見たりしていた。

日付が変わる頃に就寝した。

一週間を振り返って

落ちるのは一瞬だったが、今回は復帰も早かった。週のはじめには、仕事に戻るのにどれだけかかるだろうという不安もすごかったが、いまはむしろ休みをもらう前より調子良くなったのではという気すらする。いまの不安感は0~2という感じだ。5以上だとだいたいのことを避けたくなってしまう感じ。

適度な運動、良い食事、十分な睡眠、ほんと大事。ゾロフトと漢方とつぼトントンもちゃんと効果があるのかもしれない。パニックの不安も、何度か克服しては、なにかのきっかけに悪くしてということをしていたので、その克服の感覚があったのが良かったのかもしれない。

手術後、だいぶ不健康な生活に戻ってしまっていたが、これを機にまた健康を意識した生活を心がけようと思う。

『つぼトントン』の書籍にあったが、パニック障害などの不安による心身不調を抱える人は、その不安感が習慣的になってしまっており、"不安のない状態" というのに慣れていないそうだ。たしかにそんな感じがある。

電車に乗って、何も無くても、「これから、なにか良くないことが起きるのでは」とずっと身構えてしまっている自分がいる。それに捕らわれず、(余計な)不安がないことに慣れていきたいと思う。

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*1:まったくもってメンタルとは関係ない。単に以前から読んでいて、こんなときでも楽しめそうだと思って購入

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