去年一年は長文活字を集中して読むことが難しくて苦しい気持ちだった。
この連休中は調子が持ち直していて、昨日記事にした漫画に続けて3冊の本を読んだ。
認知行動療法
購入したのは 2016/04 だった。冒頭をぱらぱらっと読んで積んであったが、最後まで読みきった。
一昨年読んだ『超ストレス解消法』にざっくり載ってた内容が、認知行動療法に関する部分でもう少し詳しく知れた、という感じ。
こういうのは何冊か読んでいると、手法の「確からしさ」を感じることができてプラシーボ効果も上がるので、不定期に摂取していきたい。
組織論(読み途中)
他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)
- 作者:宇田川 元一
- 出版社/メーカー: NewsPicksパブリッシング
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: 単行本
へーしゃの人事がおすすめしていて気になってた本。これも積んでた(Kindle で埋もれてた)。
まだ第2章までしか読んでないが、3章からは実践編なので一旦キリのいいところまでは読めたかなと。
先の認知行動療法の書籍のなかで「非適応な認知による自動思考」「不合理な信念」といったものをどのように捉えて改善していくかという話があったが、ちょうどそれを組織に当てはめて考えたような内容で、意図せずもおもしろい順番で読めたなぁと思った。
2章までに「対話の4プロセス」というのが出てくるが、自分は 1. 準備〜 3. 解釈までは得意と言ってもよさそうなものの、実際の 4. 介入が非常に苦手だという感覚を得た。
課題があることもわかっているし、いろいろな解決方法(ツール)を知っているのに、なんだか上手く解決できない問題に「適応課題」という名前を得たのもよかった。いまの会社は "いい会社" で、たいていの(この書籍でいうところの)技術的課題は片付いているので、やたら難しいと感じる問題に頭を悩ましていたが、これが適応課題だと気づけたので「なんで上手くいかないんだろう」というもやもやはだいぶ晴れた気がする。
3章以降も後日読みます。
パニック症・広場恐怖症
前述の漫画や認知行動療法の書籍を読んで、なんとなくパニック症を中心にもう1冊くらい読んでおきたいなと思って買ってみた。こちらは届いてすぐに読了。
改めて医学的な(とはいえ易しく書かれているが)説明を確認できた。
2018 年発行の書籍だが、近年「パニック障害」の名称は「パニック症」に改められていたり、「広場恐怖」がパニック症の随伴症状だけでなく「広場恐怖症」という独立した不安症と分類されたことも初めて知った。
比較的まじめな本の中では、不安症について理解したいと考えるひともおすすめできる書籍だと思った。患者の周りの友人や家族がどう接したらいいのかというのも第6章にまとまっている。
その他 休み中に読んだ記事
よかったと感じたので雑多にメモっておく。
- マネージャーを否定しない組織をつくる - Unknown Error
#RSGT2020
関連 - 組織変更して部長がいなくなってから起きたこと - Speaker Deck
#RSGT2020
スライド - いいキャリアとは|青田努(@AotaTsutomu)|note
- 全体もだけど、余談の「ブラック企業」に関する解釈に激しく同意
なんかひさびさにちゃんとした休日を過ごせた気がする。ちゃんとした とは。
こんなブログも書いてるしね。