この記事は 沼 Advent Calendar 2018 の 1 日目の記事です。ご参加予定の皆さまありがとうございます。
こちらは自分が浸かってる沼について語りつつ、他の沼を覗いてみようみたいな趣旨のゆるい Advent Calendar です。まだ空きもたくさんありますので、お気軽にご参加ください。
ここで言う「沼」とは、以下のようなスラングとしての沼を指します。
あるジャンルが好きになり過ぎてハマってしまい抜け出せなくなること。沼落ち。
さっそく私が最近ハマり始めた沼のお話です。
万年筆インク沼
すでに過去の記事に書いてますが、9月から紙のシステム手帳を日記代わりに使い始め、それをきっかけに 10 月頃から万年筆を使うようになりました。
以下がこれまでの成果です。
現時点で持っているインクを一覧にしてみました。
こういうものを作ること自体が楽しい(*´ェ`*)
似たような色でも、濃く重ねたり、水で伸ばしたり、時間が経ったりすると違う味が出てくるのと
一色一色に素敵な名前が付けられていたり、ユニークなシリーズが出ていたりと、ほんとに沼だなぁと思う世界です。
これから始めてみたい人へのおすすめ万年筆
最近、万年筆やインク自体の流行りが来てるそうです。その流れもあってか、国内メーカーのサイトには万年筆の入門・紹介ページがあったりします。
私も最初は PILOT の万年筆入門記事を読んでました。
インクの入れ方や、お手入れの仕方などが動画になっていてわかりやすいと思います。
PILOT カクノ
文房具屋さんでの取扱いも多く、そもそも入門用として作られているので、どこでもおすすめされているのが PILOT カクノ。1,000円程度 で購入することができ、カートリッジインクとかんたんな説明書が同封されています。
他の廉価万年筆に比べて、ペン先の太さのバリエーションが多いのも魅力でしょうか。手帳など細かく書くのに使うなら EF(極細字)や F(細字)、それ以外でインクの色をしっかり楽しみたいなら M(中字)以上の太さが良いかと思います。
ボトルインクを楽しむときには、別売りのコンバーターを購入する必要があります。
PILOT プレラ 色彩逢い
3,000円台 でおすすめなのは PILOT プレラ 色彩逢い。全長が短く小ぶりなボディが可愛らしく、クリアカラーで中に入れるインクと色を合わせるのも楽しいです。
ペン先のバリエーションは F(細字)と CM(カリグラフィ)というちょっと変わった組み合わせ。本格的なカリグラフィには向かないですが、太い線と細い線の両方を表現できる(明朝体のような感じ)のが面白くて、私は普段から使っています。
こちらはコンバーターが付属しているので、インクがあればそれを補充して使うことができます。
TWSBI ECO / TWSBI ECO-T
最近自分で使いはじめて気に入ってるのが、5,000円台 で入手可能な TWSBI ECO。TWSBI は台湾の万年筆メーカーです。
こちらもペン先の種類が豊富です。珍しいところでは STUB 1.1 という極太のペン先が存在しています。プレラのカリグラフィと同様に、太い線と細い線を表現することができます。
1,000円、3,000円 のものよりしっかりした感触で「万年筆を使ってるゼ」という満足感が得られる気がします(笑)
これから始めてみたい人へのおすすめインク
手に入りやすく、色も豊富、名前も素敵で、ミニボトルの価格帯もお財布に優しいということで、やっぱり PILOT 色彩雫はおすすめです。
同様にセーラー万年筆の四季織シリーズも。
こういったメジャーなインク以外にも、以前の記事でも紹介しましたが、HAPPY INK DAYS archives というブログで毎日いろいろなインクが紹介されています。
見てるだけでも楽しいですし、物欲も刺激されます。自分の手で、この色で、好きなものを書いてみたいな~と妄想するのがたまりません。
インクがたくさん増えてきたら
すべてを万年筆に入れておくのは難しいです。万年筆は普段から使っていないと、ペン先のインクが乾いたりしてしまいます。万年筆の一番のメンテナンスは「毎日使うこと」とのことです。
なので、普段使う万年筆には使いやすい色とか、とくにお気に入りの色とかを入れて持ち歩きます。
そうでないインクは、つけペンやガラスペンなどを使って楽しむようにしています。
インク沼として楽しむのであれば、万年筆ではなくつけペンだけでもいいかもしれませんね。
さらに沼へ
このように、インクの魅力に惹かれていった結果、万年筆が何本も増えたり(まだお高いものには手を出していないですが^^;)、つけペンが増えたり…
さらには「万年筆インクで書きやすい紙」についてもこだわりはじめます。
もともと文房具そのものが好きということもあって、「万年筆インクで書きやすい紙」もいろいろな種類を買って試してみています。
これ以外にもいろいろ買いましたが、それはまた別の機会にまとめたいと思います。
インク沼っていうか文房具沼が深い
Twitter や Facebook、Instagram などあらゆる場所で文房具に関するハッシュタグやグループが盛り上がっています。
そういうのを眺めるのも楽しみのひとつです。
ハコペンさんの書写ツイートがとても美しくて好きです。
ゆる書写を書きました。
— ハコペン miroom講座開講 (@hakoppen2018) 2018年11月11日
江戸川乱歩 「鏡地獄」より。
ブラックライトで光らせてみました。
使用インク : Organics studio Nitrogen、Walden pond 、色彩雫 山葡萄
#ゆる書写 #書写 #手書きツイート #手書き #インク沼 #色彩雫 #Organicsstudio #濃淡萌え#深夜のゆる書写60分一本勝負 pic.twitter.com/plAwlgkLDk
ほぼ同様のハッシュタグが Instagram にもあります。
おわりに
まだまだ紹介したいものがたくさんありますが、一記事にするにはいろいろありすぎるのでこのへんで。
というか参加ハードルを下げるためにさらっと書いて終わろうと思ってたのに、めっちゃ書いてしまった。沼だわぁ。
明日は maccha418 さんが『リアル脱出ゲーム(SCRAP)沼』について書いてくれるとのこと。私もリアル脱出ゲームは一度参加したことがありますが、素敵なエンタテイメントですよね!
引き続き 沼 Advent Calendar 2018 をよろしくおねがいします☺