調べ中まとめ。
国立国会図書館とは
日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する図書館である。また、納本制度に基づいて、日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日本唯一の法定納本図書館である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8
収集される資料について
国立国会図書館法が、国内すべての官公庁、団体と個人に出版物を国立国会図書館に納本することを義務付けている。納本の対象となる出版物は、図書、小冊子、逐次刊行物(雑誌や新聞、年鑑)、楽譜、地図、マイクロフィルム資料、点字資料およびCD-ROM、DVDなどパッケージで頒布される電子出版物(音楽CDやゲームソフトも含む)などである。納本を求められる部数は、官公庁では2部から30部までの複数部であり、民間の出版物は1部である。
ただし納本の義務を怠った場合の罰則?は実際には履行されたことは無いらしい(要出典)。
漫画なども納本されデータ化されているが、1年前の漫画でも巻数の途中が登録されていないなどのデータを見つけたので、どうも完璧ではない様子。
抜けている部分は、個人でも寄贈という形で納本できるらしい。
国立国会図書館サーチ API
利用規約概要
http://iss.ndl.go.jp/information/api/riyou/
- 非営利目的の利用を前提とする
- 非営利目的の利用でも、継続的にアクセスを行う場合は連絡(任意)
- 営利目的の場合は、利用申請と許可が必要
- 公的・私的、個人・団体問わない
- 営利目的にあたる例
- 国立国会図書館サーチAPI利用申請フォーム
- 大量アクセスに関する注意
- 同時リクエスト数に制限あり(詳細未記載)
- 特定のサーバから継続して大量のアクセスがある場合、アクセス遮断の可能性あり
- クレジット表示
API の種類
国立国会図書館サーチが持つメタデータは「国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)」に従っている。DC-NDL の仕様についてはこちらにまとまっている: http://iss.ndl.go.jp/information/metadata/
API の仕様説明には XML で返すとあるものがほとんどだが、単一の書籍情報ページは RDF や JSON で取得できるようだ。
なお「国立国会図書館蔵書検索・申込システム(NDL-OPAC)」の方は、いわゆる図書館内の蔵書検索・閲覧申し込みのシステムのようだ。
各 API の詳細な仕様は PDF で提供されている。
概要
検索用API
以下の 5 種類のプロトコルで提供されている。
プロトコル | 入力形式 | 出力形式 | エンドポイント | 備考 |
---|---|---|---|---|
SRU | URL | XML | http://iss.ndl.go.jp/api/sru | Search/Retrieve via URL, Z39.50 後継 |
SRU/SOAP(SRW) | XML | XML | http://iss.ndl.go.jp/api/srw | Search/Retrieve WebService |
OpenSearch | URL | XML(RSS) | http://iss.ndl.go.jp/api/opensearch | A9.com(Amazon)が定める仕様 |
OpenURL | URL | HTML | http://iss.ndl.go.jp/api/openurl | |
Z39.50 | Z39.50 | Z39.50 | iss.ndl.go.jp:210 | ISO 23950, 遠隔のデータベースに対して情報検索を行うためのクライアント・サーバ型通信プロトコル |
※参考情報
ハーベスト用API
以下の 1 種類のプロトコルで提供されている。
プロトコル | 入力形式 | 出力形式 | エンドポイント | 備考 |
---|---|---|---|---|
OAI-PMH | URL | XML | http://iss.ndl.go.jp/api/oaipmh |
※参考情報
制約事項
「現在の制約事項」というページにまとめられている: http://iss.ndl.go.jp/information/apology/
2016/02/12時点で以下の制約がある。
- 不正確な「出版年」の表示
- 出版年が不明な書籍において、不明な箇所(19xx 年とか)を 0 で置き換えるなどしている
- 「出版年月日等」という項目では不明な箇所が分かるような表現となっている(
[19--]
等)
- J-STAGE が提供する情報の「資料の種別」誤り
API 仕様書
4. API仕様書(日本語版)- 外部提供インタフェース(API) に PDF リンクが一覧化されている。